ドローンレース界で注目を集める若きレーサー、上関風雅さん。
わずか小学3年生でドローンレースを始め、16歳の今では国内外の大会で輝かしい成績を残しています。2022年にはアメリカで開催された「The World Games」で日本代表として出場し、世界第6位という快挙を成し遂げました。
時速150キロメートルを超えるドローンを自在に操る彼の背景には、どのような物語があるのでしょうか。今回は上関風雅さんの経歴や家族、そして彼を支える環境について詳しく見ていきましょう。
- 上関風雅さんのプロフィール
- 上関風雅さんの家族(父・母・兄弟)
- 上関風雅さんの経歴
- 今後の予定
【特別授業】
— 🌸わせがく夢育高等学校【飯能本校】🌸 (@yumeikuhanno) November 21, 2024
11月13日(水)映画撮影や舞台演出など幅広い分野で #ドローン を使って活動する、本校の上関風雅さん所属 #チームジャップレーダー の方に特別授業をしていただきました✨
空撮ドローン撮影や室内ドローンショーデモの見学、生徒の操縦体験など貴重な機会となりました#通信制高校 #飯能 pic.twitter.com/hsfK5tYFcQ
若きドローンレーサー、上関風雅さんについて興味のある方は、是非ご覧ください。
上関風雅さんのプロフィール
- 生年 :2008年生まれ
- 年齢 :16歳(2024年時点)
- 出身地:埼玉県飯能市
- 居住地:埼玉県飯能市
- ドローンレース歴:8年(小学3年生から)
- 所属チーム:JAPRADAR
上関風雅さんは、日本のドローンレース界で最も注目される若手パイロットの一人です。その腕前は国内トップクラスで、高校生ながら大人顔負けの実力を持っています。
特筆すべきは、その若さにも関わらず、ドローンの操縦技術だけでなく、機体のメンテナンスやセッティングにも精通していることです。
上関風雅さんの高校・中学
- 中学校:埼玉県立三ヶ島中学校(卒業)
- 高校:わせがく夢育高校飯能本校
学業とドローンレースの両立は決して容易ではありませんが、上関さんは効率的な練習方法を確立することで、両者のバランスを取っています。
平日はシミュレーターを使用した1時間程度の練習に留め、週末に実機での本格的なトレーニングを行うという工夫をしているのです。
上関風雅さんの家族(両親)
・父 :上関竜矢さん(JAPRADARの代表/株式会社アクティブガジェット社長)
・母 :非公開
上関風雅さんのドローンレーサーとしての成長には、父である上関竜矢さんの存在が大きく影響しています。
竜矢さんは、もともと大型印刷の仕事に携わっていましたが、建物の外観やゴルフ場の空撮ニーズをきっかけにドローンの世界に足を踏み入れました。
その後、ドローンレースの存在を知り、息子の風雅さんと共に趣味として参加し始めたことが、現在の活躍につながっています。
父親の竜矢さんは、ドローンレースを単なるスポーツとしてだけでなく、将来的なドローン産業の発展を見据えた重要な教育の場として捉えています。
技術の習得、工学的知識、環境への適応など、ドローンを扱う上で必要な要素が凝縮された分野だと考え、風雅さんの活動を全面バックアップしています。
富士急ハイランドレース男子部門優勝しました🏆🥇!
— 上関風雅⌘🔥JAPRADAR (@fuga_fpv) November 12, 2023
普段飛ばすことができない場所で飛ばすことが出来て、とても貴重な体験をさせていただくことができました!
レースに出場していた皆様、@japandronesport 運営の皆様
ありがとうございました! pic.twitter.com/ZvgdURSA46
上関風雅さんの経歴
ドローンのきっかけ
上関風雅さんのドローンとの出会いは、父親である上関竜矢さんが、建物の外観やゴルフ場を空撮してプリントや看板に使用するというニーズに応えるため、DJI Phantomというドローンを購入したことが始まりでした。
この業務用ドローンとの出会いが、竜矢さんをドローンの世界へと導き、ドローンを扱ううちに競技としてのドローンレースの存在を知り、純粋な趣味として息子の風雅さんと共に参加し始めたのです。
小学3年生だった風雅さんは、それまでパソコンゲームに親しんでいたこともあり、ドローンの操作にすんなりと適応。
しかし、競技用ドローンの操作は一筋縄ではいきません。コントローラーを両手で操作し、指の感覚だけでマシンのバランスを取って水平を保つ必要があります。
さらに、ドローンに搭載されたカメラの映像からコースや機体周辺の状況を確認しながら、時速150キロメートルに達する高速での操縦が求められます。
そんな難しい技術を要する競技にもかかわらず、風雅さんは驚くべき速さで上達していきました。わずか半年で小学3年生で大会入賞を果たし、小学4年生の時にはプロ契約を結ぶまでに成長。
父親の竜矢さんは、この経験を通じてドローンレースの持つ教育的価値に気づきます。操作技術はもちろん、レース用機体のメンテナンスやセッティングに必要な工学的知識、飛行時の天候条件の考慮など、ドローンを飛行させる上で必要な要素が凝縮されている分野だと考えたのです。
この考えが、後のJAPRADARチーム設立にもつながっていきました。
これまでの活動
- 2017年:JAPAN DRONE NATIONALS 2017 in SENDAI で初出場
- 2017年:JAPAN DRONE LEAGUE Round6 佐野でオープンクラス準優勝
- 2019年:国内大会で最年少優勝記録を樹立
- 2019年:FAIワールドチャンピオンシップに日本人初の小学生代表として出場
- 2021年:FAI公認SUPER DRONE CHAMPIONSHIPで優勝
- 2022年:The World Gamesで世界第6位を達成
- 2023年:DRONE RACE IN CHOSHI TAIYO SNW CUP2023 優勝
- 2023年:JDSF2023Round1富士急ハイランド 優勝
特に2019年の活躍は目覚ましく、JAPAN DRONE LEAGUE第2戦PROクラスでの最年少優勝に加え、国際大会でも世界トップクラスのパイロットを破って優勝。わずか小学生でありながら、二つの「最年少優勝記録」を樹立しました。
今後の予定
上関風雅さんは、現在も精力的に大会に参加し続けています。国内大会での活躍はもちろんのこと、世界大会でのさらなる上位入賞を目指して日々練習に励んでいます。
特に注目すべきは、ドローンレースが年齢や性別に関係なく、純粋な技術と判断力で勝負できる競技であるという点です。上関さんは、この特性を活かして、若さを武器に世界の強豪たちと互角に戦っています。
まとめ
上関風雅さんの成功の背景には、以下の要素が存在します。
・早期からの環境整備(父親の支援とJAPRADARの存在)
・効率的な練習方法の確立
・学業との両立を意識した時間管理
・競技に対する真摯な姿勢
まだ10代半ばという若さながら、世界レベルで戦える実力を持つ上関風雅さん。その活躍は、日本のドローンレース界の未来を明るく照らしています。今後も国内外の大会での活躍が期待される彼の挑戦に、引き続き注目です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。