2024年10月、全日本大学女子駅伝で圧巻の区間新記録を打ち立てた山本釉未(やまもと ゆうみ)選手。中学時代から頭角を現し、高校では全国レベルの実績を残してきた彼女は、まさに”ミライ☆モンスター”と呼ぶにふさわしい存在です。
本記事では、大学1年生にして、U20世界陸上での入賞や全日本大学駅伝での区間新記録など、めざましい活躍を見せる山本選手のプロフィール、出身高校、経歴や実績を詳しく紹介していきます。
- 山本釉未(やまもと ゆうみ)選手のプロフィール
- 山本釉未(やまもと ゆうみ)選手の中学・高校・大学
- 山本釉未(やまもと ゆうみ)選手の経歴・実績
- 今後の期待
【#U20日本選手権】
— 日本陸上競技連盟 (@jaaf_official) June 29, 2024
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✨U20女子5000m✨表彰式✨
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1位🥇#山本釉未(立命館大)16分18秒91
2位🥈#穗岐山芽衣(山田高)16分21秒64 ※自己新
3位🥉#松本明莉(積水化学)16分23秒02
おめでとうございます🎉
応援ありがとうございました🙌#運命をかけた決戦 #日本選手権
✅速報… pic.twitter.com/U3znqVmIp0
女子駅伝、女子長距離のミラモン、山本釉未(やまもと ゆうみ)選手について興味のある方は、是非ご覧ください。
山本釉未(やまもと ゆうみ)選手のプロフィール
山本釉未(やまもと ゆうみ)選手は2005年9月26日生まれの19歳。大分県出身の長距離ランナーです。現在は立命館大学スポーツ健康科学部の1年生として、陸上競技部に所属しています。
中学時代から頭角を現していた山本選手は、高校進学にあたり、地元・大分を離れ、京都の立命館宇治高校への進学を決断。同校は千葉真子選手や河添香織選手など、数多くのオリンピック選手を輩出してきた陸上競技の名門校。
中学校時代から全国大会で好成績を残していた山本選手の実力が評価され、スポーツ推薦での進学。新たなステージでの挑戦がスタートします。
15歳という若さで故郷を離れ、寮生活をしながら学業と競技の両立に取り組んだ高校の3年間。新しい環境での生活は簡単ではなかったはずです。しかし、充実した練習環境と熱心な指導のもと、インターハイでの優勝や全国高校駅伝での区間賞など、着実に実力を伸ばしていきました。
競技中の山本選手は、その安定感のある走りが特徴。2024年10月の全日本大学女子駅伝では、2位でタスキを受け取ると、落ち着いた走りで区間新記録を樹立。この力強い走りは、多くの観衆を魅了しました。
レース後のインタビューでは笑顔を絶やさない明るい人柄も印象的。厳しい練習の日々を経ながらも、ポジティブなオーラを発散する様子が、多くのファンの共感を呼んでいます。
山本釉未(やまもと ゆうみ)選手の中学・高校・大学
中学:大分市立城東中学校(2018年4月~2021年3月)
城東中学校の位置する地域は、大分市営陸上競技場や大洲総合運動公園が徒歩圏内という、陸上競技に最適な環境。山本選手はこの恵まれた環境を存分に活かし、放課後はもちろん、休日も自主的に練習に取り組んでいたそうです。
鮮烈な印象を残したのは、全国中学駅伝での走り。1年生から1区を任されるという重責を見事に果たし、全国レベルの選手として頭角を現していきます
高校:立命館宇治高校(2021年4月~2024年3月)
立命館宇治高校の陸上部には、オリンピック選手を多数輩出してきた歴史があります。この伝統校で山本選手は寮生活を送りながら、競技力を着実に向上。
記憶に残るのは、高校3年時の近畿インターハイでの活躍です。1500mで4分17秒55、3000mで9分11秒47という好タイムで両種目を制覇。この大会を機に、全国区のトップ選手として注目を集めるようになります。
大学:立命館大学スポーツ健康科学部(2024年4月~)
大学入学後わずか半年で、山本選手は日本を代表する選手へと成長しました。特に全日本大学女子駅伝での快走は、大学駅伝界に大きな衝撃を与えました。
2区で区間新記録となる12分41秒をマークし、9年ぶりとなる立命館大学の優勝に貢献。この記録は、今後長く語り継がれることになるでしょう。
実は全日本の2区起用には、指導陣の中でも議論があったと言います。「1年生には重荷ではないか」という慎重論もあった中、本人の「走らせてください」という強い意志が決め手となったそうです。
結果は区間新記録。その走りは、指導者の期待に見事に応えるものでした。
祝勝会にて、最高の笑顔の優勝メンバーと撮ってもらいました。主将の、走ったメンバーのみならず、チームメンバー、コーチ、OBOG、校友会の皆様のサポートのおかげとのスピーチ、感動しました。おめでとうございます。
— Kenji Ueta(上田憲嗣) (@ueta_kenji53) October 27, 2024
チーム立命館、あらなたレガシーの始まりです。 pic.twitter.com/xYu8Srurlr
山本釉未(やまもと ゆうみ)選手の経歴・実績
陸上を始めたきっかけ
山本釉未(やまもと ゆうみ)選手の陸上との出会いは小学生時代にさかのぼります。この時期から既に長距離走の才能を発揮し、2017年には全国小学生クロスカントリーの舞台を踏んでいます。
その後の10代の歩みは、大分から全国、そして世界へと広がっていく軌跡そのものです。
選手としての歩み(実績)
小学生時代からU20日本代表まで
- 全国小学生クロスカントリー出場(2017年)
- インターハイ1500m・3000m制覇(2023年)
- U20日本陸上競技選手権5000m優勝(2024年)
- U20世界陸上競技選手権6位入賞(2024年)
日本の長距離界で頭角を現し始めた山本選手が世界の舞台に立つまでの道のりは、ランナーとしての着実なステップアップの歴史。
駅伝での活躍と並行して、トラックレースでも実力を発揮。高校3年時には近畿インターハイで1500m、3000mの2冠を達成し、トップランナーとしての地位を確立していきます。
そして2024年、活躍の舞台として世界が確実に視野に入ってきています。
駅伝での活躍
- 中学時代:全国中学駅伝1区を2年連続で任される
- 高校時代:全国高校駅伝1区で2位の好成績
- 大学1年:全日本大学女子駅伝で区間新記録
駅伝での山本選手の特徴は、重要な1区・2区を任されることが多い点。チームの流れを作る重要区間で、安定した走りを見せる信頼性の高さが評価されています。
今後、大学在学中にどのような記録、記憶に残る走りを見せてくれるのか、期待は募ります。
今後の期待
U20世界陸上での6位入賞。この大会で山本釉未(やまもと ゆうみ)選手がマークした16分01秒54という記録は、日本の若手選手として世界で戦える可能性を感じさせてくれる素晴らしいタイム。
そして2024年10月、全日本大学女子駅伝での衝撃的な走り。2区を任された山本選手は12分41秒という区間新記録をマーク。この記録更新は、9年ぶりの立命館大学優勝の原動力となりました。
山本選手の強みは、1500mから5000mまでの幅広い距離で高いパフォーマンスを発揮できる点です。インターハイでの1500m自己ベスト(4分16秒88)から、ホクレンディスタンスチャレンジでの5000m記録(15分37秒38)まで、すべての距離で安定した走りを見せています。
駅伝においても、山本選手の存在感は今後ますます大きくなっていくはず。1年生で区間新記録を打ち立てた選手が、これから3年間でどこまで記録を伸ばしていくのか?
今後は、日本記録への挑戦、世界陸上での活躍、そして将来的にはオリンピックでのメダル獲得も、決して夢物語ではないでしょう。
私たちは今、新しいスターの誕生を目撃しているのかもしれません。日本の女子長距離界に新たな歴史を刻む選手として、山本選手の今後の挑戦から目が離せません。
12月1日(日)11:15~の#ミライモンスター は🐣💫
— ミライ☆モンスター (@miraimonster_cx) November 27, 2024
滋賀県で発見👀
たくさん食べてエネルギー補給する
女子大生 #ミラモン は
一体何のミライ☆モンスター⁉️
お楽しみに🌱#関根勤 #平子祐希 #松井ケムリ#小栗有以 #日髙のり子 pic.twitter.com/rGOkVN68Df
まとめ
2024年、日本の女子長距離界に新たなスターが誕生しました。全日本大学女子駅伝での区間新記録、U20世界陸上での入賞と、大舞台での実績を重ねる山本釉未(やまもと ゆうみ)選手。
その強みは、トラック競技と駅伝の両方で高いパフォーマンスを発揮できる汎用性の高さ。この特徴は、日本の女子長距離界ではまだ珍しく、今後への大きな期待がかかります。
まだ19歳。これまでの実績は、あくまでも彼女の持つポテンシャルの一部に過ぎないでしょう。日本記録、世界大会でのメダル、そしてオリンピックでの活躍。これらの目標は、もはや遠い夢ではありません。
山本選手の今後の挑戦。日本女子陸上界の新たな時代の幕開けを、私たちは目撃しているのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。