福岡県箱崎に店を構える「はんのひでしま」は、10万本を超えるはんこを扱う日本一の品揃えを誇る専門店として知られています。
2代目店主の秀島徹さんは、手彫りの職人技と名字研究の第一人者として、全国的にも有名。
本記事では、はんこ文化の継承者、秀島さんの経歴を辿りつつ、はんこへの思い、こだわりについて迫っていきます。
- 秀島徹さんのプロフィール(年齢)
- 秀島徹さんの家族
- 秀島徹さんの経歴
- はんこにかける思い
- 店の場所(はんのひでしま)
初九州上陸して、はんのひでしまさんに行ったら、沸騰ワードのロケでしおりんが2週間前程に来たとのこと💛
— さぁりん♡ (@Arin_mcz611) November 10, 2024
放送が楽しみ😊😊
せっかくなので、降参のハンコも購入😁
テレビと変わらず気さくでとてもいい方でした✨ pic.twitter.com/OJrqEpVmuP
「はんのひでしま」、秀島徹さんについて興味のある方は、是非ご覧ください。
秀島徹さんのプロフィール(年齢)
- 1947年生まれの77歳(2024年現在)
- 福岡市出身
- はんこデザイナーとして活躍
- 名字研究家としても知られる
- メディア出演多数
秀島さんの魅力は、単なるはんこ職人ではなく、日本の文字文化や名字の歴史に精通した知識人としての一面にあります。
その名字に対する深い造詣は、多くのメディアで取り上げられ、はんこ業界という枠を超えた影響力を持っています。
秀島徹さんの家族
- 父・秀島年(みのる)氏が1931年に「はんのひでしま」創業
- 25歳で2代目として店を継承
- 家業を通じて父から技術を継承
はんこ職人に限らず、職人の世界では、技術の継承が重要な課題。秀島さんご自身は幼い頃から父の仕事姿を間近で見て育ち、手彫りの技術を受け継いできました。
しかし、デジタル化が進む現代において、伝統的なはんこ文化の継承者を育てることは容易ではありません。91年の歴史を持つ「はんのひでしま」の今後について、多くの人が注目しているところです。
秀島徹さんの経歴
- 物心ついた頃から彫刻刀を手にする
- 1972年、25歳で店を継承
- 40年以上前から珍しい名字の収集を開始
- 手彫り技術の追求と独自の道を歩む
- 1,000本以上の著名人・要人向けの作品を手がける
1972年、秀島さんが店を継いだ時代は、日本の高度経済成長期の真っ只中でした。多くのはんこ店が機械彫りを導入し、大量生産の波に乗る中、25歳の秀島さんは異なる選択をします。
幼い頃から見てきた父の姿、その手から生まれる一つ一つのはんこに宿る魂のような温もり。その記憶が、機械化の道ではなく、手彫りの技を極める決意へと導いたのです。
当時、はんこ業界では効率化が叫ばれ、手彫りは時代遅れとされかけていました。しかし秀島さんは、はんこは単なる認め印以上の存在だと確信。その思いは、毎日のように新聞や書籍に目を通し、珍しい名字を探し続ける、名字研究という独自の取り組みへと発展していきます。
一方で、手彫りの技術を磨き続けた結果、その精緻な技と芸術性は多くの著名人や要人たちの目にも留まることになります。1,000本を超える特別な依頼作品は、はんこが持つ芸術性と文化的価値を証明するものに。
74歳を超えた今でも、大作を彫り終えた後は数時間手が痺れるという秀島さん。その姿は、伝統工芸の本質である「人の手による温もり」を守り続けることの意味を、私たちに問いかけているかのようです。
はんこにかける思い
- 名前の持つ意味と物語を大切にする
- 一本一本に込める想い
- 実用品から芸術作品としての価値を追求
- 日本の伝統文化としての誇りを継承
- デジタル時代における新たな可能性を模索
秀島さんの工房では、印材と向き合う時間が特別な意味を持ちます。はんこを彫る前、必ず依頼主の名前を墨と筆で書き下ろすことから開始。それは単なる下書きではなく、その人の人生や名前に込められた物語に思いを巡らせる大切な時間なのです。
実印としての役割が薄れていく中で、秀島さんは新しい価値を見出そうと模索。
そのような過程を経て完成したはんこの印影には、まるで依頼主の人柄を映し出したような味わいが宿ります。
それは機械では決して表現できない、手彫りならではの個性。デジタル時代だからこそ、手仕事が生み出す温もりの価値は、むしろ高まっているのかもしれません。
「一本作れば愛着が湧いてずっと使い続けたくなるようなはんこを作っていきたい」
その言葉には、単なる認め印を超えて、世界に一つだけの芸術作品を生み出そうとする職人の誇りが込められています。ハンコレス化が進む現代だからこそ、秀島さんの手による作品は、日本の伝統工芸が持つ新たな可能性の提示?
確かに愛着は大きく違ってきそうですね。
沸騰ワード10の名字頂上決戦面白かった
— さくらサワー (@sakura_sour) May 10, 2024
名字ランキングのサイトで97000位台と出るわが家
昨年の秋 はんのひでしまさんに伺った時やっぱり無くて頂いた降参証明書
この時の話をラジオに2回投稿して読まれてその後 番組ノベルティが当たる抽選に2回とも当選したからご利益がすごくあるものかもしれないな pic.twitter.com/LaFk5cHjNs
店の場所(はんのひでしま)
- 住所:福岡市東区箱崎1-36-38
- 電話:092-651-3085
- 営業時間:9:00~18:00(不定休)
- 通販対応可能(LINEでの相談受付)
筥崎宮の近くに位置する「はんのひでしま」は、単なるはんこ店の枠を超えた、日本の名字の博物館とも言える存在です。
壁一面に並ぶ10万本以上のはんこは、まるで日本人の名字の歴史を物語る巨大なアーカイブのよう。店内に一歩足を踏み入れると、そこには名字にまつわる無数の物語が息づいていることを感じることができます。
機会があれば、是非、訪問をおススメです。
まとめ
はんこ職人であり、名字研究家でもある秀島徹さんは、77歳となった今も伝統工芸の継承者として第一線で活躍中。
デジタル化が進む現代において、手彫りのはんこに込められた想いと技術は、日本文化の奥深さを私たちに教えてくれます。
筥崎の地で90年以上続く「はんのひでしま」は、単なるはんこ店ではなく、日本の名字と文字文化の歴史を今に伝える貴重な存在。これからも秀島さんの手による一本一本のはんこが、新たな物語を刻み続けることでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。