2024年11月26日放送「マツコの知らない世界」に登場。鈴木哲也・健生親子は、44年間にわたってJTB時刻表を毎月購入し続けているビックリ親子です。
父の鈴木哲也さんは、自身の時刻表コレクションを活かして「時刻表ミュージアム」を開設。その情熱は息子の健生くんにも受け継がれ、親子で時刻表の魅力を世に広めています。
本記事では、時刻表に魅せられた親子の物語と、そのプロフィールから紐解いていきます。
- 鈴木親子のプロフィール
- 時刻表にはまるきっかけ
- 時刻表の魅力
- 普段の活動
- 時刻表ミュージアムの詳細
ご視聴ありがとうございました‼️
— マツコの知らない世界 次回は11/26(火)よる8時55分〜🚃時刻表の世界📚 (@tbsmatsukosekai) November 19, 2024
来週は👤
秋の鉄道旅行SP
🚃\ 時刻表の世界/📕#秋が終わる前に乗りたい絶景観光列車一挙集結#時刻表で巡る秋の鉄道旅_海絶景・紅葉も#JTB時刻表を44年間毎月買い続ける父とその遺伝子を継ぐ小6息子が登場#激ウマ駅弁ベスト5 pic.twitter.com/jVGqdaMGbU
時刻表マニアで、「時刻表ミュージアム」まで開設した鈴木哲也・健生親子について興味のある方は、是非ご覧ください。
鈴木親子のプロフィール
父:鈴木哲也さん
・1968年生まれ、現在56歳
・東京都中野区出身
・正則高等学校から日本福祉大学社会福祉学部を卒業
・現在は会社勤めの傍ら、時刻表ミュージアム館長
鈴木哲也さんの人生は、まさに時刻表とともに歩んできたと言えるもの。小学生の頃から時刻表にはまり、中学生になってからは毎月欠かさずJTB時刻表を購入し続けています。その数、現在では800冊近く!
教職や医療事務など、様々な職業を経験してきた哲也さんですが、時刻表への愛情は常に変わることがなく、2022年には長年の夢であった「時刻表ミュージアム」を東京・中野にオープン。幼い頃からの情熱を形にしています。
子:鈴木健生くん
・2024年現在、小学6年生
・父親の影響で幼い頃から時刻表に親しむ
・子鉄として注目を集める
健生くんは、父親の影響を受けて自然と時刻表の世界に親しんできました。単なる趣味の継承ではなく、父親の情熱をしっかりと受け継ぎつつ、自分なりの時刻表の楽しみ方を見出しています。
特に健生くんが夢中になっているのは、時刻表を使った「妄想旅行プランニング」。行ったことのない駅や路線を時刻表から探し出し、その地域の特徴や観光スポットを想像しながら、理想の旅行計画を立てることに熱中。これは、時刻表を通じて地理や歴史、さらには計画性までを養う健生くん独自の楽しみ方です。
父親の哲也さんは、このような健生くんの興味を大切に育てながら、時に誤りを優しく指摘し、時に新しい発見を共に喜び合う、理想的な親子の関係を築いています。
時刻表にはまるきっかけ
鈴木哲也さんが時刻表にはまるきっかけは、小学1年生の時、父親から時刻表の読み方を教わったこと。
当時の父親からの教えは、単なる時刻表の読み方指導ではなく、旅の楽しさや鉄道の魅力を伝える温かな親子の時間。
そこからは沼。中学生になって自分で時刻表の購入を始めた哲也さん。高校時代は鉄道研究部に所属し部長も務めるほどのマニアになって行きます。
そして、その経験は、自分の息子、健生くんへの教育にも活かされています。親子二代にわたる時刻表愛好の背景には、こうした家族の絆があったのです。
時刻表の魅力
・単なる時刻の羅列ではない、旅のロマンが詰まった一冊
・時代とともに変化する路線や駅名から読み取る歴史
・各地の駅弁情報や観光スポット案内など、付加的な楽しみ
時刻表には、何とも言えない不思議な魅力が隠されています。ページをめくるたび、そこには思いがけない発見と冒険のヒントが散りばめられているのです。
時刻表は、まるでタイムマシンのような存在。1964年の東海道新幹線開業時の時刻表を開けば、当時の人々の胸の高鳴りが。国鉄時代の長良川鉄道の時刻表からは、今では失われた風景が浮かび上がる。時刻表からは、その時代の息吹が感じられるのです。
そして何より素晴らしいのは、時刻表を使った「妄想旅行」という楽しみ方。知らない駅名を見つけては「ここはどんな街だろう?」「この路線に乗ったらどんな景色が見えるんだろう?」と想像を膨らませる。鈴木親子にとって、それは限りない冒険の始まりなのです。
そして、旅のロマンが詰まる駅弁のページ。「花の待つ駅かれい川」という詩的な名前の駅弁や、職人の技が光る「あなごめし」、懐かしさを感じる「海苔のりべん」。それぞれの駅弁には、その土地ならではの物語が込められています。時刻表を眺めているだけで、駅弁の香りと味が想像できるから不思議です。
中でも特別な魅力を放つのが、廃線となった路線の最後の時刻表です。そこには、地域の人々の思い出や、列車が走り続けた日々の記録が残されています。まるで、その路線の最後の証人のような、そんな尊さを感じさせます。
こうした時刻表の魅力に取り憑かれた人は、もう二度と離れられないと言います。それは、紙面から無限の物語が広がっていくような、そんな不思議な体験なのです。
鈴木親子の44年にわたる時刻表愛も、きっとこんな魅力に魅せられ続けてきたからなのでしょう。
あっという間の1時間でした (@ 時刻表ミュージアム in 中野区, 東京都) https://t.co/gmZZlaqb9n pic.twitter.com/zepZAxOBMR
— KNHL_Yichr (@cb416_9216) February 4, 2023
普段の活動
・東京都中野区の「時刻表ミュージアム」の運営
・時刻表神社での日々の祈り
・ウェブサイト「哲×鉄」での情報発信
・親子での鉄道旅行
時刻表ミュージアムは、鈴木親子の情熱が形になった特別な場所。
現役の会社員である哲也さんが館長のため、営業は土日祝日のみ完全予約制。1枠45分の貸切制で、最大3名までの少人数制を採用することで、来館者一人一人に時刻表の魅力を丁寧に伝えています。
館内には「時刻表神社」という独特のスペースが設けられており、哲也さんが毎朝祈りを捧げる場所となっています。また、2010年6月には時刻表を愛読し始めてから30年を記念して展示会を開催。
それをきっかけに2011年4月からウェブサイト「哲×鉄」を開設し、時刻表の魅力を発信し続けています。
親子の時間は、時刻表を通じた交流が中心。時刻表に載っている駅弁情報を見ながら旅行を計画したり、新しい路線の情報を共有したりと、時刻表を介して親子の会話が広がっています。
このように、鈴木親子の日常生活の側には、常に時刻表が寄り添っているのです。
時刻表ミュージアムの詳細
鈴木哲也さんが運営する時刻表ミュージアムは、日本で唯一の時刻表専門の私設博物館です。44年間にわたって収集された貴重な時刻表の数々を見学できる特別な場所となっています。
基本情報
- 所在地:東京都中野区中野5丁目23-11 チェロ・デ・トーレ
- 開館日:土日祝日のみ
- 運営形態:完全予約制(予約はコチラから)
観覧システム
- 1枠45分の完全貸切制
- 1回の予約で最大2枠(90分)まで予約可能
- 1枠につき最大3名まで入館可能
- 料金は1枠3,000円(現金払いのみ)
- 3歳以上のお子様は1名としてカウント
- 小学生以下は保護者同伴が必須
時刻表ミュージアムの特徴的なところは、その丁寧な運営体制です。館長の鈴木さんは現役の会社員でありながら、休日を使って来館者一人一人に時刻表の魅力を伝えています。完全予約制を採用することで、来館者はゆっくりと展示を楽しむことができます。
予約は専用ウェブサイトから受け付けていますが、希望日時の入力は慎重に行う必要があります。予約申し込みが即座に確定されるわけではなく、館長との調整を経て最終的な日時が決定される仕組みになっています。
このような運営方式は、単なる展示施設としてではなく、時刻表の魅力を直接伝える交流の場としての役割を重視しているから。鈴木さんの時刻表愛と同時に、来館者一人一人を大切にする姿勢が感じられます。
時刻表ミュージアムで往年の時刻表に浸りました pic.twitter.com/YXZVK95E3i
— ペンギンと旅行する (@hi_p_t) September 29, 2024
まとめ
44年間という長きにわたって時刻表を収集し続けてきた鈴木哲也さん。その情熱は息子の健生くんにも確実に受け継がれており、親子で時刻表の魅力を伝え続けています。
時刻表ミュージアムの設立は、彼らの夢の実現であると同時に、日本の鉄道文化を後世に伝える貴重な取り組みとなっています。一見地味に見える時刻表の世界ですが、そこには旅のロマンや歴史、そして何より深い親子の絆が詰まっているのです。
鈴木親子の活動は、趣味の継承という枠を超えて、日本の鉄道文化の保存と伝承という重要な役割を担っています。これからも彼らの活動を通じて、時刻表の魅力が多くの人々に伝わっていくことでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。