テレビ番組「所さんのそこんトコロ」に登場し、一気に注目を集めた「秘境の家電修理人」こと今井和美さん。
みなさんの中にも、お店に持ち込んだ壊れた家電が修理できないと言われて困ったことがある人も多いのでは? しかし、諦めていた古い家電をもう一度直せる人が三重県にいるんです。
今回は、全国から信頼を集める家電修理の専門家、今井和美さんの経歴や修理依頼の方法について、詳しくお伝えします。
- 今井和美さんのプロフィール(学歴)
- 今井和美さんの家族(妻・子供)
- 今井和美さんの経歴
- 今井電子サービスへの修理依頼方法・料金
「秘境の家電修理人」こと今井和美さんについて、そして今井さんが営む今井電子サービスについて興味のある方は、是非ご覧ください。
今井和美さんのプロフィール(学歴)
- 名前 :今井和美(いまい かずみ)
- 年齢 :65歳(2024年時点)
- 生年月日:1959年
- 居住地 :三重県津市美杉町
- 資格 :パソコン整備士協会二級パソコン整備士
- 学歴 :工業高校を中退
今井和美さんは、幼少期から家電に強い興味を持ち、その好奇心が専門的な技術の習得につながった根っからの職人です。
工業高校に進学したものの、授業よりも実際に手を動かすことに魅力を感じて中退。その後、独学で家電修理の道を究めることになります。
今井さんの経歴を見ていると、学校で学ぶことがすべてではなく、全ての出発点は好奇心。そこに探求心と継続力が加われば鬼に金棒で、それが職人今井さん誕生の秘密でしょう。彼のエピソードからは、型にはまらない学びの大切さを実感させられます。
今井和美さんの家族(妻・子供)
- 妻:今井玉代さん(11歳年下)
- 子供:詳細不明(息子がいるという噂あり)
今井さんの奥さんは、11歳年下の玉代さん。
「壊れた家電をすぐに直してくれるので、新しい家電が買えない」と玉代さんは冗談めかして話すそう。
実際に、今井家では、家電が壊れるたびにすぐ修理されてしまうため、新しいものに買い替えることがあまりないようです。物を大切にする今井さんの哲学は素晴らしい・・・技術あってこそにはなりますが。
お子さんについては詳細が公表されておらず、正確な情報は不明です。もしお子さんがいるなら、きっと父親の手先の器用さや物を大事にする精神を受け継いでいることでしょう。
今井和美さんの経歴
修理をはじめたきっかけ
- 家電に興味を持ち始めたのは小学校3年生の頃
- 近所のおばさんから頼まれたアイロンの修理を成功させたのがきっかけ
- その後、さまざまな電気製品を分解して修理し、技術がどんどん向上
今井さんが家電修理を始めたのは、小学校3年生の時。近所のおばさんから壊れたアイロンを直してほしいと頼まれたことがきっかけでした。好奇心で分解し、見事に修理したことでお小遣いをもらったのです。これが、彼の家電修理のキャリアの始まりでした。
子供の頃の遊び感覚が、いつしか専門的な技術へと発展。出発点となる好奇心を大人になっても失わなかったことが、今井さんの成功につながったのでしょう。
これまでの活動
- 中学を卒業後、工業高校に通ったが中退
- 独学で家電修理を学び、町の電気屋やメーカーでも直せない家電を修理
- 修理成功率95%以上を誇り、「修理の神様」として全国から注目される
中学卒業後に工業高校に進学した今井さんでしたが、型にはまった授業内容に物足りなさを感じて中退。その後、独学で家電修理を学び、修理の腕を磨いていきました。
そして、普通なら廃棄されるような古い家電を次々と蘇らせ、その結果、次々と修理依頼が舞い込むように。
独学で学び、スキルを高めることは容易なことではありませんが、それをやり遂げた今井さんには心から尊敬です。
「やってみよう」という好奇心と、それを継続する力こそが、彼を「修理の神様」として全国に知らしめたのでしょう。
エピソード
- 留守番電話で「修理依頼が1000件を超えたため受付を停止」と流れるほどの人気
- 近所の電気屋でも直せない製品を修理できる評判が広まり、全国から依頼が来る
- 東日本大震災で壊れたカラクリ時計を修理し、依頼者を涙させた話が特に有名
今井さんの仕事場には、全国から修理依頼が殺到しています。それは、依頼があまりに多いため「お待ち頂いている方が1000人を超えたため受付を停止しています」と留守番電話で流れることもあるほど。
それでも諦めずに依頼をする人が多いのは、今井さんの修理に対する確かな技術への信頼があるからでしょう。
特に有名なエピソードとして、東日本大震災で壊れてしまった思い出の詰まったカラクリ時計を修理し、依頼主を涙させたことがあります。
「壊れたものを直すだけではなく、結果として、その人の思い出も取り戻す」という今井さんには、多くの人が心を動かされます。
今井さんが修理しているのは単なる家電ではなく、その人の大切な思い出であり、それこそが「修理の神様」と呼ばれる所以なのでしょう。
今井電子サービスへの修理依頼方法・料金
- 修理依頼方法
電話受付(059-273-0459)
直接持ち込み(住所:三重県津市美杉町太郎生599)
今井電子サービスへの修理依頼は、電話での受付か、直接持ち込みで行っています。残念ながら、お店のウェブサイトは存在しないため、問い合わせは基本的に電話で行う必要があります。
- 修理料金(例)
30年以上前のFAX修理:約10,000円
8ミリ映写機修理:約20,000円
ビデオデッキ修理(部品代込み):約10,000円
修理料金は、製品の状態や必要な部品によって変動します。例えば、古いFAXや映写機、ビデオデッキの修理が10,000円から20,000円程度という例があり、正確な見積もり持ち込んで実際に見てもらってからとなります。
依頼が多いため、連絡がつきにくいこともあるかもしれませんが、諦めずに連絡してみる価値は十分にあります。それだけの価値がある技術と、今井さんの誠実な対応が多くの人に支持されているのです。
まとめ
今回は、家電修理のプロである今井和美さんについてご紹介しました。
今井さんは単に家電を修理するだけでなく、「人々の思い出をもう一度よみがえらせる」存在。その修理には技術だけでなく、依頼者の気持ちに応えるという大切な想いが込められています。
また、修理依頼の方法についても触れましたが、多くの依頼があるため連絡が取りにくいこともあるでしょう。それでも、今井さんの技術と誠実さを考えれば、待つ価値は十分にあります。
壊れた家電を捨てずに修理して使い続ける。そんな大切な価値観を今井和美さんは体現しており、私たちにも物を大切にする心を思い出させてくれます。
家電は単なる道具ではなく、そこに込められた思い出や歴史があります。それを大切に扱うことで、より豊かな生活に繋がるのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。