前田和子・大串幸男の経歴・馴れ初め!白糸の森へのアクセス【人生の楽園】

人生は思いがけない出会いで大きく変わることがあります。福岡県糸島市の「白糸の森」は、そんな偶然の出会いから生まれた奇跡の空間。

テレビ番組との出会い、荒れ地との出会い、そして運命的な二人の出会い。これらが重なり合って、今では年間10万人が訪れる癒しの場所が誕生しました。

本記事ではそんな奇跡の空間、「白糸の森」へのアクセス方法を前田和子・大串幸男夫妻の経歴を紐解きつつお伝えします。

この記事でわかること
  • 前田和子さん・大串幸男さんのプロフィール
  • 前田和子さん・大串幸男さんの経歴
  • 自然体験型施設『白糸の森』の魅力
  • 『白糸の森』へのアクセス情報

「白糸の森」、そして前田和子・大串幸男夫妻について興味のある方は、是非ご覧ください。

目次

前田和子・大串幸男夫婦のプロフィール・経歴

前田和子さん

  • 年齢:69歳(2024年時点)
  • 出身:福岡県糸島市
  • 前職:ラーメン店・居酒屋経営
  • 現職:白糸の森の共同創設者

大串幸男さん

  • 年齢:68歳(2024年時点)
  • 出身:佐賀県有田市
  • 資格:一級建築士
  • 現職:白糸の森の共同創設者

生まれ育った糸島で、地域に根ざした商売を続けてきた前田さん。そして、一級建築士として建築に携わってきた大串さん。

この一見交わりそうにない二人はどのように結びつき、土地の購入から白糸の森へとつながって行ったのでしょうか?

商売人としての知恵と、建築家としての美意識が見事に調和する物語のスタートです。

土地購入の経緯

バリバリの商売人だった前田さんの人生は、意外なきっかけで大きく動き出します。糸島市で長年ラーメン店を営み、居酒屋も手がけて成功を収めていた彼女でしたが、2人の娘たちが独立したことで、新たな思いが芽生え始めました。

深夜まで続くラーメン店の営業、その後の片付け。充実していた日々でしたが、娘たちの巣立ちを機に、自分の時間を過ごせる場所が欲しいと考え始めます。

転機となったのは、ある日の早朝のこと。仕事から疲れて帰った後、何気なく再生したテレビ番組「人生の楽園」。そこには、岡山県美作市で山を開墾し、宿を作って生活する夫婦の姿が映し出されていました。

その瞬間、前田さんの心に「これだ!」という強い確信が走ります。

そして、ふと思い出したのが、以前に断った「山を買わないか」という話。すぐさま工務店の主人に連絡を取り、まだ買い手が見つかっていないことを確認すると、その日のうちに現地へ。

塩漬け状態だった約3万平方メートルの土地は、見渡す限りの竹やぶでしたが、前田さんの決断は早かったのです。

偶然出会った地元の方が父親の知り合いだったという縁も重なり、その場で購入を決意。2011年、前田さんの新しい人生の舞台が幕を開けました。

「必ず商売で成功する」という若き日の誓いを果たした彼女は、今度は「人生の楽園」を作ることに情熱を注ぐことになったのです。

前田和子・大串幸男夫婦の出会い・馴れ初め

二人の出会いは、2011年の東日本大震災の時期にさかのぼります。大串さんが被災地で建築の仕事をしていた時、前田さんが「山を買った」という報せを受け取ります。

その頃の山田さんは、毎日ラーメン店の片付けが終わった後に山へ向かい、朝4時から日の出まで車中泊をしながら開墾を続けていました。そして、その作業を知った常連客たちが手伝いに来るようになり、東北から戻った大串さんも車中泊組の一員として加わります。

一緒に作業を重ねる中で二人は意気投合。拝金主義の世の中に違和感を持ち、ヨーロッパで「本物」の価値を学んだ大串さんと、商売人として成功を収めながらも新しい生き方を模索していた前田さん。

異なるバックグラウンドを持つ二人は、互いの価値観を認め合いながら、事実婚という形で人生を共にすることを選びました。そして・・・

  • 2018年『白糸の森』オープン
  • 2021年『森のカフェ緑の詩』オープン

2人の人生は新たな輝きを放ち始めます。

自然体験型施設『白糸の森』の魅力

  • 7つのウッドデッキと空中回廊
  • 完全無農薬の農園
  • 自家製野菜を使用したレストラン
  • キッズファーム(毎月第3日曜開催)

ここで特筆すべきは、施設の作り方。大串さんは「写真映え」だけを追求せず、里山の保全という本質的な価値を大切にしています。

そして、白糸の森が年間10万人もの人々を魅了する理由は、その見た目の美しさだけではないのです。

『森のカフェ緑の詩』誕生秘話

この特別な空間は、地域の課題から生まれました。糸島市の放置竹林問題に取り組んでいた日本青年会議所(JC)のメンバーが、「森の中でイベントをやりたい」との相談で訪問。

この出会いから、麻生建築専門学校の学生たちも参加して、バンブーツリーハウスの設置が始まりました。

当初は1つのデッキから始まったこの取り組みは、地元大工さんの「お金はもうかってからでいいですよ」という温かい支援もあり、次々と拡大。

「写真映え」だけを追求せず、里山の保全という本質的な価値を大切にする姿勢が、多くの人々の共感を呼ぶことになります。

不便さから生まれた魅力

白糸の森には、一般的なカフェにはない独特のシステムがあります。客自身がキャンピングチェアを運び、好きな場所で寛ぐスタイル。一見不便に思えるこのシステムは、大串さんの「里山を体感してもらいたい」という思いから生まれました。

そして、この「不便さ」が逆に特別な体験、里山保全への参加意識となり、リピーターを生む魅力となっています。

地域との絆が生んだ発展

白糸の森の成長は、地域との深い結びつきなしには語れません。世帯数30戸ほどの山間部の集落で、前田さんと大串さんは「お役に立ちます!」という姿勢で、草刈りや溝掃除といった地域活動に積極的に参加。

その誠実な姿勢が信頼関係となり、それは近隣住民から新たな土地の提供を受けるまでに。地域と共に歩む施設として、白糸の森は着実に進化を続けているのです。

『白糸の森』へのアクセス情報

  • 所在地:福岡県糸島市白糸561
  • 電話 :092-324-3883
        *作業中に伴い、直ぐには出れない場合あり
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この記事を書いた人

管理人の0107(オトナ)です。

これまでの経歴
・営業・マーケティングの仕事歴30年
・海外での生活10年
・人間心理のエキスパート

自分を支えてきたあらゆる物・人への好奇心。そのアンテナに引っかかった情報を、斜め上からの視点、オトナの視点でまとめて行きたいと考えています。

時事ネタ、芸能・スポーツネタから、お店の情報に至るまで、幅広い情報をわかりやすくまとめていきますので、読者の皆様の情報入手の効率化に役立つことが出来れば、何より嬉しく思います!

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