コーカサス地方の伝統舞踊「レズギンカ」のダンサーとしてロシアで脚光を浴びている日本人、ノザキタイガ(ジギット野崎)さん。
趣味から始めた独学のダンスが、気づけば国境を越えて話題となり、彼はダゲスタン国立舞踊団からスカウト。最早、その活動は、単なるダンスを超えた異文化交流の象徴としても注目されています。
本記事では、ジギット野崎さんのプロフィールや経歴、そして彼が抱く今後の夢に迫ります。
- ジギット野崎とは?そのプロフィール
- ジギット野崎さんの経歴
- ダゲスタン国立舞踊団へのスカウト(2022年)
- ジギット野崎 現在の活動(2023年~)
- ジギット野崎 今後の目標
次回の #激レアさん
— 激レアさんを連れてきた。 (@geki_rare) October 26, 2024
鉄カブトで過ごす青春時代を経て
謎の民族舞踊を独学で極めた世界的ダンサー
情報が少ないうえに
文字も言語もわからない😩
謎の踊りを極める執念に#美少年 #那須雄登 さん驚愕
さらに
異国で初めて大会参戦すると
いきなり金賞に🥇
快進撃に#アンガールズ #田中卓志 さん仰天 pic.twitter.com/4v4AdwBYpy
日本人初のコーカサス地方の伝統舞踊「レズギンカ」ダンサー、ジギット野崎(ノザキタイガ)さんについて興味のある方は、是非ご覧ください。
ジギット野崎とは?そのプロフィール
- 名前 :ノザキタイガ (本名:野崎大我)
- 生年月日:2002年3月10日
- 年齢 :22歳
- 出身 :東京都
- 活動 :レズギンカダンサー、北コーカサス伝統舞踊
- 称号 :日本人初のレズギンカダンサー
ジギット野崎ことノザキタイガさんは、日本出身でありながらコーカサス地方の伝統舞踊「レズギンカ」に魅せられ、独学でその踊りを習得したまさに激レアさん。
そして。日本では知名度の低いこの舞踊をSNSで発信し続けた結果、2022年にロシア・ダゲスタン国立舞踊団からスカウトされるという偉業を成し遂げた異色の存在です。
ジギット野崎さんの経歴
レズギンカとの出会い(2018年頃)
野崎さんがレズギンカに初めて触れたのは2018年、高校に入学して間もない頃。たまたまYouTubeで見かけた剣舞の動画がきっかけでした。
もともとコスプレや西洋の鎧といった武具に興味があった彼は、剣を使った踊りの迫力に心を奪われます。この偶然の出会いが、彼のレズギンカに対する情熱の始まりとなりました。
レズギンカとは?
レズギンカは、ロシア南部に位置する黒海とカスピ海の間に広がるコーカサス山脈北側、北コーカサス地方を代表する伝統舞踊の一つで、特にダゲスタンやチェチェンといった地域で広く踊られています。
力強い足技と軽やかな動き、そして剣を使ったアクロバティックな動作が特徴で、衣装や音楽も民族的な背景を感じさせ、観る者にその文化までを体感させる、魅力的な舞踊です。
レズギンカ独自の美しさは、剣を振る舞いと、しなやかな動きのコンビネーション。技の一つ一つには意味が込められており、武士道にも似た誇りが反映されている点が興味深いところです。
彼が無意識にでもこのダンスに惹かれた理由は、その「誇り」の部分にあったのではないでしょうか。
レズギンカ習得のみちのり(2019年~2021年)
2019年頃から、野崎さんはYouTubeなどのオンライン動画を使って独学でレズギンカを学び始めます。日本では練習できる場が少ないため、授業の合間にも練習を続け、体育の授業でもレズギンカの動きを取り入れるほど熱心に取り組みます。
2021年にかけて、ひとりで練習し続けた彼の情熱は、並々ならぬものだったといえるでしょう。周囲には理解されにくく「変わり者」と見られることもあったようですが、彼のダンスへの愛がそれを上回っていました。
ダゲスタン国立舞踊団へのスカウト(2022年)
独学でダンスを極めた野崎さんは、SNSで踊りの動画を発信。それがダゲスタン国立舞踊団のディレクター、ジャンブラト・マゴメドフ氏の目に留まり、2022年に直接スカウトを受けます。
これは日本人として初めての快挙であり、野崎さんにとっても思いがけない出来事でした。
当初、スカウトの話が信じられなかった彼も、ロシアのメディアから次々に取材依頼が来たことで事実を確信。趣味で始めたダンスが国境を越え、異国の舞台に立つチャンスを得るとは、まさに夢が現実となる瞬間でした。
世界大会での優勝(2022年)
2022年、友人の勧めでコーカサス地方の全ロシア国際選手権を見学に訪れた野崎さんは、急遽ステージに立ち、即興でアディゲ諸族の踊りを披露。
なんと1位を獲得する快挙を成し遂げます。
後日、専門機関に所属していないことを理由に優勝が取り消されましたが、それでも、現地での高評価とファンからの熱い声援は、彼の努力が認められた証といえます。
優勝の記録こそ残りませんでしたが、野崎さんが異国の舞台でその才能を示したという事実は揺るぎないもので、今後の活動にもこの勲章はついてまわるはずです。
ジギット野崎 現在の活動(2023年~)
現在、野崎さんは日本にいながらコーカサス舞踊の普及に努めています。日本ではまだ馴染みの薄いレズギンカを広めるため、「レズギン会」を設立し、公園で踊りのイベントを開催するなど、日本とコーカサスの文化交流の場を提供。
また、ロシアでの活動に向けて、ロシア語の勉強や健康面の準備にも取り組んでおり、異国での挑戦に向けて万全の体制を整えています。
SNSでの活動も盛んに行い、少しずつ日本国内での認知度も上昇しています。野崎さんの活動が注目されることで、日本とロシア、そしてコーカサス地方との文化交流がより活発になることが期待されています。
ジギット野崎 今後の目標
野崎さんの目標は、ダゲスタン国立舞踊団の正式なプロダンサーとして舞台に立つことです。今後はコーカサス各地の専門家から直接指導を受け、全てのダンススタイルをマスターするダンサーを目指しています。
また、馬との共演をはじめとした日本では見られない演出への挑戦にも意欲的で、文化を越えて新たな絆を築くことが、彼の根底にある大きな夢です。
「インシャラー(神の御心のままに)」と語る野崎さんの信念には、単なる舞踊家の域を超えた強い想いが込められています。彼の活動がさらに拡大すれば、日本とコーカサス地方の相互理解も進むことでしょう。
彼の挑戦は、日本人としての枠を超え、異文化の中でどれほどのインパクトを与えられるかへの挑戦であり、文化の垣根を越えたその活動には、大きな価値があります。
趣味を極めようと独学で学んだ結果、現地の国立舞踊団から招聘されて大々的に報じられてしまったオタクの図です。#Лезгинка #ダゲスタン pic.twitter.com/imQ9y3QEHO
— ノザキタイガ(ジギット野崎) Taiga Nozaki🍉 (@glocker_tanz_jp) January 20, 2022
まとめ
ノザキタイガ(ジギット野崎)さんは、異国ロシアでその才能を認められた日本人初のレズギンカダンサーとして、文化の壁を越えて躍動しています。
独学から始まった彼の舞踊への情熱と異文化への愛が、プロダンサーとしての道を切り拓きました。
今後の活動を通してコーカサス地方の舞踊を広め、日本とロシアの新たな架け橋として、多くの人々に感動と驚きを届けてくれることに期待しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。