SNSやテレビで話題沸騰中の包丁料理人おいり(本名:河本友介)さん。トマトやきゅうりを光が透けるほどの薄さに切る神業のような包丁さばきは、料理人としての技術の高さを物語るだけでなく、料理道具としての包丁の魅力を私たちに見せてくれています。
その技術は単なる見世物ではなく、包丁と料理の本質的な関係をも考えさせてくれる貴重な表現活動となっています。
本記事ではそんなおいりさんの気になる本名からプロフィール、経歴を遡りつつ、包丁の魅力について深掘っていきます。
- おいりさんのプロフィール(本名)
- おいりさんの学歴
- おいりさんの家族
- おいりさんの経歴
- 包丁にはまるきっかけ
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「包丁の神」こと、包丁料理人おいりさんについて興味のある方は、是非ご覧ください。
おいりさんのプロフィール(本名)
- 本名 :河本友介
- 生年月日:1996年10月11日
- 年齢 :28歳(2024年現在)
- 出身 :静岡県浜松市
- 現住所 :神戸市須磨区の海の見えるところ
- 身長 :171cm
- 体重 :61kg
- 血液型 :AB型
おいりさんの際立った特徴は、趣味の多様さ。DIY、手芸、カメラと、すべてが包丁と同様「創造する」という要素で繋がっています。
これらの趣味は、単なる気晴らしではなく、物を作り出す喜びや、その為の道具と向き合うという意味で根は共通。
例えば、手芸におけるミシンを使った服や小物作り。布を裁断する感覚は、食材を切る感覚と通じるものがあるのかもしれません。
繊細な手仕事を必要とするこれらの趣味が、驚異的な包丁技術の土台の一部となっている気がするのは考えすぎでしょうか?
おいりさんの学歴
- 浜松市内の高校卒業
- 辻調理師専門学校入学
- 日本料理を専攻
辻調理師専門学校での2年間は、おいりさんの人生における重要な転換期。
在学中からその技術の高さは際立っており、2017年2月の調理技術コンクール全国大会では日本料理部門の後援団体長賞を受賞。この受賞は、おいりさんの技術の高さを証明する出来事となりました。
その一方、学生時代からアルバイトで貯めたお金を惜しげもなく包丁に投資。包丁への並々ならぬこだわりは、この時期からすでに始まっていたことがわかります。特に思い入れの深い「むきもの包丁」は、この時期に購入したものです。
また、在学中にはオープンキャンパスで高校生への指導も担当。その経験が教えることの喜びを知るきっかけとなり、後の講師職への道を開くことにつながります。
さらに、学生時代には三つ星レストラン「龍吟」に足を運び、一流の料理とサービスに触れた経験は、料理の世界の奥深さを知る重要な機会となったようです。
しかし同時に、専門学校のカリキュラムには包丁の手入れや研ぎに関する本格的な教育が不足していることを痛感。この発見は、後の「包丁の魅力を伝える活動」の原点となっていきました。
教える立場になってからも、この課題意識は強まる一方だったといいます。
おいりさんの家族
おいりさんから語られる家族といえばお祖父さん。
- 宮崎に住む祖父が料理人だった
- しかし、祖父が料理をする姿は見たことがない
- 祖父から毎年贈られる「太陽のタマゴ」
- 料理の世界との最初の縁
料理人だった祖父の存在は、直接的な影響こそなかったものの、おいりさんの人生に不思議な縁を感じさせます。料理をする姿を見たことがないという事実は、逆説的に「料理への憧れ」を育んだのかもしれません。
直接的な指導関係こそなかったものの、「太陽のタマゴ」に代表されるように祖父の存在は確実においりさんの人生に影響を与えています。
料理人だった祖父から受け継いだDNAという見えない影響力が、現在のおいりさん、その独自の道を切り開く遠因となったのでは?
展示会します‼️
— 包丁料理人おいり (@oiri_kitchen) October 6, 2024
僕と陶芸家がタッグを組みデザインさせてもらいました。
器3種類+箸置き
計4点✨
(パン皿、煮物鉢、ご飯茶碗)
どれも自信作です!
ぜひ、観に来てください🙂↕️ pic.twitter.com/Ww9kTGuC3m
おいりさんの経歴
- 辻調理師専門学校講師(2年間)
- 堺の包丁屋で修行
- 現在はフリーランス
- YouTube・SNSでの情報発信
- テレビ出演多数
おいりさんの経歴は、常に「探究」をキーワードに展開。高校卒業後、辻調理師専門学校で日本料理を学び、異例の早さで母校の教壇へ登壇。
そこで気付いた課題「包丁に関する体系的な教育の不足」が次の転機、刃物の街・堺の包丁屋への転身を決意させます。
ここでの経験は、包丁を知り尽くすための貴重な機会となりました。包丁の研ぎから販売まで、包丁に関するあらゆる知識と技術を習得。さらに興味は尽きず、自主的に鍛冶屋にも足を運び、包丁作りの原点にも触れることに。
その後はフリーランスとして活動し、YouTube、SNSでの情報発信を精力的に実行。特に「世界一薄いサンドイッチ」を始めとする驚異的な包丁さばきの動画は大きな反響を呼び、テレビ出演にもつながりました。
現在ではテレビ出演の機会も更に増え、多くの番組で包丁の魅力を伝えています。
そして、最早その活動は、単なる技の披露にとどまらず、包丁文化の普及と発展を目指すもの。
更に、神戸市須磨区を拠点に行っている活動では、包丁研ぎサービスや技術指導も手がけ、包丁の正しい知識と技術を広める活動を行っています。
このように、おいりさんの経歴は、常に「より深く知りたい」という探究心に導かれ、そして「伝えたい」という使命感によって形作られてきました。
料理人から講師へ、そして包丁の専門家へと、一見すると複雑に見える経歴の変遷にも、確かな必然性が感じられます。
包丁にはまるきっかけ
- 高校生時代の日本料理店での体験
- 初めて触れた本格的な包丁の感動
- 包丁の可能性への目覚め
- むきもの包丁との運命的な出会い
高校3年生まで、明確な夢を持てずにいたおいりさん。そんな時、親しくしていた日本料理店の大将に進路相談をしたことが、人生の転機となります。
「一回包丁を触ってみるか」
この何気ない声掛けが、おいりさんの人生を大きく変えることになりました。それまで、一般的な三徳包丁すら満足に使ったことがなかったおいりさん。しかし、手入れの行き届いた本格的な和包丁を初めて手にした瞬間、「雷に打たれたような衝撃」が。
包丁の見た目の美しさ、手に持った時の絶妙な重さのバランス、切れ味の鋭さ、そして切られた食材の断面の美しさ。すべてが新鮮な衝撃でした。
その後、調理師専門学校に進学したおいりさんが、アルバイト代を貯めて最初に購入したのが「むきもの包丁」。野菜や果物の皮むき、飾り切りに特化したこの包丁との出会いは、さらなる技術探求のきっかけとなります。
現在では50本近い包丁をコレクションするまでになり、その中には様々な用途に特化した専門的な包丁が含まれています。
しかし、おいりさんにとって包丁は単なるコレクションの対象ではありません。「全ての包丁に愛着があって、子供のように大切」と語るその言葉には、道具への深い愛情が感じられます。
「子供に一番好きな子はいないのと同じように、包丁にも一番好きな一本は決められない」
その情熱は留まることを知らず、包丁への探究心は今も継続中。「まだまだ欲しい包丁がたくさんある」と語るおいりさん。
きっと、新たなる「雷に打たれたような衝撃」を探し続けているのかもしれませんね。
今朝撮った。
— 包丁料理人おいり (@oiri_kitchen) November 4, 2024
太陽が神ってた。
テンション上がった。 pic.twitter.com/jqs8McJAkf
今後の予定
- 包丁研ぎサービスの展開
- 出張研ぎ・技術指導の実施
- SNSでの情報発信強化
- 将来的な飲食店出店への夢
おいりさんの描く未来は、包丁を通じた新しい価値の創造す。包丁研ぎサービスや技術指導は、単なるビジネスモデルではなく、包丁文化の継承と発展を目指す文化的な活動でもあります。
まとめ
包丁料理人おいりさんの活動は、単なる技の披露ではなく、包丁という道具を通じた料理の本質を見つめ直す機会の提供。
手先の器用さだけでは説明できない道具に対する真摯な向き合い方。それは現代の効率重視の社会に対する大切な問いかけにも感じます。
これからも包丁への探究を深め、その魅力を発信し続けるおいりさん。彼の活動により、料理文化の新たな可能性が切り拓かれることに期待です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。